個人的感想2

児童を対象とした手作り木造船航海体験と地域交流事業
ドリームシッププロジェクト
子ども達の海賊船


                   女子栄養大学の学生さんへ           P2      

岡崎教授に、この事業の趣旨について、御理解頂き、実現したものと聞いております。
 
「ひろば館」入り口、バックで止められている、ラウンドクルーザーとの空間「これからゆっくり遊んで帰りますから」と、お別れの挨拶を交わす学生さんたちの瞳は、責任を果たした安堵感と、すでに未来への期待で輝いていました。
 10月25日PM1時を少し回った頃、海賊船は飯能の子どもたち、スタッフを乗せ、親御さんが乗った屋形船、カヌー、そして警備艇に守られながら、また、たくさんの荒川のお子さんや関係者に見送られての盛大な出航。その後、荒川遊園での交流会を見事成功に導いて下さった小林さん、室伏さん、そして数名の関係者が片付けの仕事をされ、3人の女子大生は大きな鍋(凡そ200名分の豚汁を作り、セレモニー会場にて振るまう)を抱え、洗ってお返しするのだと、総仕上げに奔走している姿がそこにありました。
 彼女達は、前日、矢追理事と共に、調理会場「ひろば館」を視察に訪れ、豚汁200名分の彼女らが作ったレシピに基づいた肉、野菜など材料の量、足りない調理用具、決められた時間までに要する人数の予測等全て任されていました。その結果、飯能からは池林さんの奥様と私の妻が園部さんの運転で朝6時、調理会場に材料、用具、を乗せ向かうことになったのです。
 8時30分「ひろば館」にて10名全員集合、お湯を沸かし、いも等、具を細かくきざみ作業の始まりです。みなさん手馴れたものでとても楽しく、和気あいあいと進んでいった様であります。
 一番良かった事は、時間を守って頂いた事であり、もっと凄いことは、食べた方々が、美味しい、美味しい、とお代わりをしていただけた事です。栄養学を学んでいる皆さんですから、当然と言えば、当然なのかも知れませんが、初めての会場であり、火力の問題、器のこと、何よりも初めてお会いする方々の協調を、学生さんがリードすることの大変さを想像すると、よくも見事にこなしてくれたものだと、感心せずにはいられません。絶賛の拍手を送りたいと思います。
 2007年6月、第一土曜日、彼女達は工房に来られ、今日のメニューと書いた、大きな模造紙を調理場の外に張り出しました。実にカラフルな楽しく、美味しそうな表現がなされていました。それを見た池林氏、「やったね・凄いね」とニコニコしていました。栄養大学の女子学生さんが、自ら進んでこの事業に参加されている事が、直ぐに解ったからです。誠実に、子どもたちの栄養を年齢や体重によって分類し、大人たちのカロリー計算の表も、作ってありました。
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