タモ材の曲げ加工
1
|
|
|
|
|
|
|
|
私たちはカヌー作りを仕事にしようと決めてから、約2年になります。様々な方の協力を得て、ようやく1艇、完成の運びとなりました。” FRPを使わない”、”障害のある方と共に手作りのウッドカヌーを作る”など、ちょっと違った印象をお持ちになると思います。その辺の事情を少しお話ししておきたいと思います。
リーマンショック以降、本来の仕事である電気制御盤の製作が極端に減少してしまいました。この仕事で将来生き残るのは困難だろうといわれる程でした。そんな状況を見かねた土方先生がわが社に来られ、カヌー作りを勧めてくれたのでした。2年前の11月でした。そのタイミングがNPO日本アーツセンターの池林事務局長(故人)が駿河台大学教授の土方先生に障害を持っている子等が参加してのカヌー作りを依頼しましたときと重なり、そのことがきっかけで潟ーデンでのウッドカヌー作りが始まりました。このような経緯から、障害のある方とのカヌー作りを目指すこととなります。
そしてFRPを貼らないというのは、私たちが故池林氏や土方先生との出会い、今の活動などを始めたことの全てのベースに「奪われし未来」という書物があります。つまり環境ホルモンの人体への影響に関する提言です。全ての人がそれぞれのお考えをお持ちになり生活されています。私たちはできるだけ環境ホルモンは体内に入れるべきではないと決めています。故にFRPは使用致しません。