同 窓 会

11月22日

 中学校の同窓会で40年ぶりに会う人を、誰なのか分かるのでしょうか。男の人は、なんとなく面影で分かった人もいるのですが、女性はほとんど、誰ですか?誰々です。それでも誰?
 つまり、あの頃一緒に間違いなく学んだという方々でしかない。実に申し訳ないかぎりであります。2・3年しか在籍しなかったと言うことでお許しいただきたいと思います。
 会場の都合で、40分程遅れ、始まった会、楽しくやりましょうとの司会の挨拶、幹事の言い訳、遅れた原因

はすべて会場の不手際だと、明るく話され、そのことを誰一人、責める人はいませんでした。そのはず、待っている間も会話が弾んでいたからです。そして酔いが回る前に記念撮影をすると宣言、撮り終わり着席寸前、遅れて駆けつけて来てくれた一人、実に申し訳なさそうにしているのだが、やっぱりみんな「しょうがない奴だな」と言いながらニコニコ、幹事は「一枚だけ撮ろう、一枚だけ」とみんなに気を使う、参加者も「一人だけの貼り付け写真にしよう」と言いながら罰として中央に入れよ、そんな具合、まことに和やかそのものの風景がそこにありました。次に恩師への花束贈呈、その時クラブ活動で期待され、しごかれ、結果を出した元生徒よりでしたが、どっちが先生か生徒だったのか不思議な感がありました。先生からは招待のお礼と祝辞をいただきました。その後、議員の同窓生が時間つなぎが大変だった乾杯の音頭、やっぱり不手際、飲み物が間に合わない為なのだが、もっとも誰も聞いていないのも事実「5年後も元気で会おう」(5年に一度開くと決まっているようだ)と言っていたかどうか私の記憶も曖昧です。

 「乾杯〜」。

 気がつくと6時過ぎ、夢中になって話しているうちに、「あっ」と言う間に2時間半、式次第のいらないのが同窓会か? あの頃のことより、今、何をやっているのか、将来の建設的なことに話題が集まっていたように思います。
 みんな55歳を過ぎ、人生のある意味責任を果たし、後は子ども、孫たちのために、この世界を住み良いものとしてやりたいとの思いを口にしている方も。
 現状を正しく認識すると、将来、何が予想されるか知っているからでしょう。知性があるが故の破壊に対して、立ち向かうのはやはり知性しかないのでしょう。 
 一人ひとりが知性を出し合って、今、未来の子どもたちために、何をどうすればよいのか考え、行動を起こしたいものです。

 最後に幹事さんの方々に対し、私たち参加者の知らないところでの様々なお気遣い、ご苦労に対し、心よりお礼を申し上げます。

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