6時30分集合・ホタルについての少々お話・暗くなったらホタルの観賞
こんなスケジュールを聞いていた私は、大学の皆さんの私たちに対する対応に驚いてしまいました。 ひと月ほど前、6月26日に、初めてのホタル観賞会が行われるとお聞きし、多くの私たちの仲間に参加していただこうと、機会あるごとにお話をしました。朝の散歩で会う方々、仕事仲間、趣味のサークルで、せっかく大学で用意をしていただいている、市民が参加できる行事、しかも経済学部の先生ではありますが、ミミズを研究なさっている、生物を専門とされている先生がホタルについて、お話をして下さるものだと知り、楽しい企画と思ったからでした。「いるま川筋文化ネットワーク」の事務局を担当させていただく者として、なんとか定員はクリアーしたいと思いました。それは多くの子供たちと、親御さん方と参加させていただいた方が、楽しいと思ったからですからです。ある人から私たちの仲間、20人以上参加したいとお話があり、また別の人から8人の参加を云われまいした。そのむね大学の担当の方にお話をすると、少々の定員のオーバーは問題ありません。そう云われ安心いたしました。6時には現地に行っていようと思いましたが、どなたのせいではなく、少し遅れて到着というこことになりました。車から守衛さんにお伺いすると、前にいる2台が最初のホタルの参加者ですと言われました。ほっといたしました。数人の方に集合場所の説明をしているうちに98歳の妻の母が到着、お友達のお孫さん4歳と一緒でした。明治44年生まれと平成17年生れです。
 定刻6時30分担当の方から2階に用意されているレクチャー室へ移動し、お話を聞いてください、暗くなりましたらホタルの観賞ですと指示があり、移動致しました。約50名(川筋と地元自治会関係の方)は参加されていたかと思います。
 前ページの写真がその模様なのですが、素晴らしい先生と、答える子供さん、素晴らしい田代さんという学生さん、全ての大学のスタッフの皆さんが子どもの目線に立たれた行動をされていました。(素晴らしいというのは、熱意と使命感だと思いました)
 特に学生さんの田代さんには、ファンクラブが出来ているようで、私たちの子が入学する頃、先生をされていないかしらと、いわれているお母さんもいらっしゃいました。伊藤先生や田代さんの質問に積極的に答える子供たち、リードされた先生もさることながら楽しそうに、発言する子供たちの様子にも、何か未来への力を感じました。大学のこの度のビオトープへの取り組み、ホタルの生態、最後に、今日参加してくれた皆が、川や自然を大切にしよう、ゴミを捨てないようにしよう、そう、多くのお友達に話そう、それができたら、みんなが大人になる頃、ホタルが自然の中で飛び交っている地域になっているかも、と話を終えた田代さんでした。
 私はホタル鑑賞会というものには、初めて参加させていただいたのですが、参加された方々にお聞きすると、大学ならではの観賞会と皆さん大喜びでした。レクチャーの施設・内容・広い駐車場・様々なこと(鑑賞用ホタルスタッフ・誘導・照明器具の用意・車いす・軽食飲料のご用意等)に携わっていたスタッフの多さと皆さんが成功させようとの熱意と責任感にあふれていらしたことでした。
 私の個人的なことですが川筋の代表、副代表の参加もとてもありがたく思いました。いよいよホタルの観賞会場、ビオトープに着きました。大人の方は久しぶりのホタルの放つ淡い光に、過ぎ去った昔の思い出を語り、子どもたちは、光る不思議さに驚き、触ってみたい衝動に駆られ、光に手をさし延べ、乗り移る自然の計らいに騒いでいました。自然とは人が感動する心を含めた、全体を言うのではないでしょうか。幼いころから物事に多くの何故?という疑問を持ち、問われた人はそれに上手に答えてあげる、大学と市民が手を携えた時、スムーズにそれが行われるような気がいたしました。
 参加していただいた皆さん、大学関係者の皆さんありがとうございました。

ホタル観賞会 6/26

6月

 大学の御厚意に皆さん
                   サプライズ 
                   

     

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