いますが帰宅すると、心臓に動悸を感じいつもなら医師から頂いているニトロを飲むと治まるのだが今回は良くならないので早く病院に行きたいと言います。すぐに車に乗せ、病院へ向かいました。15分ほどで着き、妻が連絡していてすぐに診て頂くことができましたが、その時にはすでに発作は治まり医師にもう大丈夫です。と答えていました。それでも医師が大事をとって入院を勧めましたが絶対に入院はしません、と言ってさっさと帰り支度をして診察室を後にするのでした。死というものを意識したのか、一度入院するとそのままになってしまうとの想いからか絶対入院はしないと言っています。その後すぐに水を取り入れました。以来、4年を経過しますが発作は一度も起きてはいません。
祖母の一日は目が覚め、テレビスッチの入れるところから始まります。ニュース天気予報を見、聴きます。前にもお話したかもしれませんが耳がとおくて、「よく会話ができますね、よほど感が良いのでしょう」と補聴器屋さんに、言われるくらいです。ゆっくりと着替えドアを開け、部屋を出るとスリッパのこすれる音に気がついている犬達が待っています、さくらはお腹をなでてとゴロンと仰向けになります、ベアトリスはピョンと跳ね両手を祖母の腰にあてるさくらのお腹をなでている祖母の顔を、ペロペロと嘗め回します、我が家の朝の犬達との挨拶です。そしてスースーとスリッパの音をさせながら台所へ向かいます犬達の朝食の用意です、さくら低カロリイ40グラム、ベアッチ成犬用35グラムと小さな計量器で計り陶器に移し、水に浸しておきます。リビングを横断し、と言っても20歩ぐらいですが台所と一番遠いところ、一番涼しいところに果物(農薬、防腐剤をとるために野菜、果物全て水に一度漬けてあります)が置いてあります、もちろん季節のものだけです。今は宮崎の友人から頂いたマンゴーと、グレープフルーツがあります。切ったりむいたり、祖母の担当になっています。それは祖母自身が、毎日食べたい人なので自然にそうなりました。私達が犬達の散歩から帰り、足を洗うと祖母が餌を与えます、さくらは「お座り、待て、お手、よし」で済むのですがベアッチは手間がかかります、ここ2週間ぐらい今までのドライフードの漬けでは食べてくれないのです、クッキー風のおやつをふり掛けたり、玄米を混ぜたりして食べさせていたのですが、今ではドライフードと共に獣医師が食べさせるように薦める、茹でたキャベツ(大好物)を混ぜて与えています。はじめのうちはキャベツの匂いを探し、食べているのですが、いつのまにかドライフードも食べ物になるようです。10分ぐらい掛かりますがすが、祖母は椅子に腰掛、じっと見ています。それは「さくら」がとても食欲旺盛で「ベアトリス」が離れた隙に食べてしまわないか監視の意味もあるのですが、祖母にとって大切なひと時のように思います。 朝食はパン少々と野菜サラダ、コーヒー1杯程度ですが、私が毎朝、ご飯ですので彼女もそのおかずの納豆、焼き魚も食べていますし、味噌汁も飲みます。そしていよいよ自分で
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