幸福の報告書 |
北海道の旅でお世話になった多くの方々と手紙のやりとり心の交流を続けています。十数年たちますが。 そんな彼女はこの数年フォトンベルトのこと等も含め地球温暖化に伴う、洪水の多発が予想される今日、かって江戸時代より庶民の暮らしを支え、戦後も首都東京の復興を支えてきた西の川の材木、全国でも有数の木材の産地である飯能、秩父を中心とした西川材を利用して船を作ることで災害から多くの人を守ろうと考えていました。この2・3年、船、船、船といつも頭にあったそうです。考えてみましたら東京都等0メートル地帯というところが存在し温暖化による海面上昇一つとっても防災の意味で必要ですし、多くの河川のある東京に海上交通の利用にもなるのではないでしょうか。彼女のパワーは周りを明るくします。とてもほっそりしているとは表現できなのですがパワフルなお姉さんタイプの女性です、このまま表現してあったらいいのですが本人よりのクレームで変わってしまうでしょう。 彼女が開いている「暮らしの陽だまり」という飯能駅近くにあるにあるお店は以前「幸福の爺さん」が注目を集め埼玉のラジオ局795(ナックファイブ)に取り上げられていたようです。そこは地域の多くの若い芸術家さんたちに作品の発表の機会を与え、アマチュアの皆さんには親交をあたためるところとなっています、彼女はもう一つ、三島由紀夫の「美しい星」を持参され、飯能から地球環境の改善をするのだというのです、この小説は「11月半ばのよく晴れた夜半すぎ、埼玉県飯能市の大きな屋敷の車庫から・・・」というくだりで始まる三島由紀夫、唯一のSF小説で、人類を核兵器の恐怖から救おうということがテーマになっている作品でした。今、最も多くの人々が危惧している事の一つである環境の問題を三島由紀夫が選んだ飯能という地域から同じように、叫んでいこうと。 また、彼女は龍村仁監督がライフワークとして制作している記録映画ガイアシンフォニー(地球交響曲)を多くの「暮らしの陽だまり」にこられる人に観ていただき、涙を流しながら出演者の一言ひとことに共感していました。地球、人類の未来は、自然を支配するのではなく調和することで発展してゆくのではないか、(私はそう受け止めたのですが)世界で、日本で多くの実績を残された人が出演されているものです。1番2番と進み第3番で私は驚愕の出会いをします。零下50度の中を裸足で自転車に乗ってやって来るビルフラーに合い、アラスカの壮大な自然を相手に飛び回るブッシュパイロット、「旅をする木」にある「アラスカというところは、人間の一生はあまりにも短いという事を感じさせてくれるんですよね」という星野道夫の生き様を目にすることになります。2月に手にした書が6月に映像として現れてきたのです。不思議な事はよく起こりますね。ある日、海賊のような人が我が家にやってきた、96歳の祖母に武者小路実篤著「真理先生」を読んだらいいよと読書を薦める、祖母は型染めを生涯の趣味としていて海賊先生に自慢の作品を見ていただいていたのだ。私は「真理先生」 |