ニューヨーク |
ミシシッピー川の紅葉
ニューアーク・ケネディ・ラガーディアどこの空港だったかはっきりしないが、朝7時に行って日本へ帰るための便を待っていた。
時間になった。
女性のアナウンスとともに電光掲示板に、故障のため到着が遅れたので少し待てとの表示が出ました。
私はほとんど言葉がわからないので、すべて女房に任せ、ただ、心配しているばかりでした。
乗り込むはずだった機が飛び立たないことは事実のようだ。
そして、その機に搭乗する予定だった人々(搭乗口にまっていた方々という意味だが)がどんどん減って行き、私たちの他には、数人となった。
女房に聞くと故障で時間がかかると言っているという。
今日中に日本に帰れたら良いのだがと心配になった。
2時間ぐらいだったか経過し、係りの方にお聞きすると今日、日本に帰るには、アトラントへ行って下さいとのこと。
私たちは指示どおりアトランタへ向かった。
飛ぶこと、3時間ぐらいだったように思う。
とっても大きな空港へ降り立った。
2時間ぐらいいた。
今度はツイーン空港へ行ったら今日、日本へ帰れる便があると言われた。
北へ4時間ぐらい乗っていたように思う。
ツイーン空港に降り立った。しかし、目的の日本へ向かう便は、すでに飛び立っていました。そのカウンターで働いていた日本人の女性職員の方が、このことは全て、当初予約を受け、機の故障等を引き起こした航空会社にあるのだから、と翌日の便の予約、宿泊、食事代等全て交渉を引き受けてくださいました。そういった保障があるということは知っていたのですが、まさか自分がそういう事態を経験しようとは思いませんでした。
しばらくの間、指示されたとこで待っているとニコニコして現れました。私たちが交渉したのではどうなったか分かりません。(妻は英会話をできるのですが)本当に助かりました。
ホテルへ着いくと、そこは熊のはく製、インディアンの装飾品、多くの大自然の産物が展示されているどっしりとした立派な雰囲気のホテルでした。
秋口で、陽もまだ高く、時間も有りますのでホテルの方に、近くの観光地をお聞きしたところ、バスで5分ぐらい乗ると、とても綺麗な景色が見られますと教えてくださました。
バスを降り、目にした風景は雄大なミシシッピー川を染める紅葉でした。
「ニューヨークの空港・アトランタ・ツイーン」と早朝から夕刻まで航空機と、空港に拘束されたことのご褒美にしてはその紅葉は、あまりに壮大で、生涯の思いでとなりました。