アンケート 
 左に折れ展示室へ、責任者の方が入り口に立たれ、私たちに挨拶をしていただきました。ご案内は出来ませんが、どうぞごゆっくり御鑑賞を、と言われ、その表情は自信に満ちていました。促され振り向くと、そこはもう児童の学園ワールドという表現がピッタリ、驚きの連続でした。教員の皆様の、この企画に対する熱意を強く滲ませた、展示の工夫、案内をされる方々の配置、役を与えられた児童、生徒の責任感、成功への確信に包まれた空間でした。作品ひとつ、ひとつに理念が感じられることが全てを物語っています。「伸びやかに、自由に、節度を持って」そんな作品ばかりでした。
 このページの上、中央の写真ですが昼食風景の絵です。テーブル長手方向、正面こちらを向いている子が、テーブルマスターと呼ばれ、1年から6年生までが一緒に昼食を取るのだそうです。最近、やっと公立の学校でも小中一貫の学校が出来話題になっていますが、この食事風景の中に、ポイントがあるのではと思いました。
 この度は、時間を取れなかったため、広く点在する各部の展示を全て見られなかったのが残念なのですが、私は多くの心の振動を与えていただきました。ご紹介いただきました方にお礼を申し上げます。
 最後に、高等部での群れる羊についての文章を目にしました。群れる若者、群れる人々、そんなに人生は長くないよ、書かれていました。私も55歳、信念の道を歩みたいとあらためて思ったしだいであります。


 アンケートの用紙は手に取ったのですが、持ち帰ってしまいました。この文章をもってアンケートに変えさせていただきます。
美術工芸展

11月23日

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